はじめて中国ドラマ 瓔珞 を見たら様々な感情でいっぱいになった、、、

どうもはじめまして。るるといいます。韓ドラ歴2年半程、1番好きな韓ドラは麗、星から来たあなたなど、1番好きなキャラクターはスタートアップのハンジピョン(キムソノ)です。そんな私がはじめて華ドラ瓔珞を完走し…今までドラマは感想はTwitterに書いたり自分のメモ書きに留める程度だったのに…Twitterじゃ!文字制限がありすぎ!ツリーしたら100個繋げちゃう!!ということで勢いでブログはじめました。極度のめんどくさがり屋なので見切り発車。続きません。
でも16から20話が基本の韓ドラ(あまり長いドラマ見たことないんです)はTwitterで5個くらいツリーすれば済むかもしれないけど70話はある瓔珞はそうはいかない。以下瓔珞の紹介と私のただ単なTwitterの延長戦の感想のはきだめです、、、

 

とりあえず

瓔珞とはどのようなドラマかというと…ストーリーは以下の通り(雑)

 

清の乾隆(けんりゅう)帝の時代、繍坊の女官として後宮に入った魏瓔珞(ぎえいらく)は、宮中で殺された姉の死の真相を突き止めるため、密かに犯人を捜し始める。そして姉の遺品に皇后の弟・富察傅恒(フチャふこう)の持ち物を見つけると、彼への疑いと復讐の炎を燃やす。そんな中、妃嬪たちの権力争いに首を突っ込んでしまった瓔珞は、類まれな聡明さを認められて皇后・富察(フチャ)氏の侍女として仕えることに。これを機に傅恒に接近する瓔珞だが、彼の清廉さに触れるにつれ、次第に2人は惹かれ合っていく。しかし、予期せず乾隆帝からも寵愛を受け…。愛憎渦巻く宮廷で女官から皇后にまで上り詰めた“女傑”の物語が今、幕を開ける――!(公式サイトより)

 

 

総合再生回数180億回…?!?!? あまりの盛り上がりに中国当局が放送禁止を命じるくらい?!?!中国で使えないグーグルで2018年最も検索されたドラマだとか…とにかくすごいドラマらしい。

 

「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」ドラマ公式サイト (kandera.jp)

 

このドラマはお金をかけて作られた絢爛豪華な宮中、色彩の映像美にジェットコースター級の最後まで目が離せない展開の恋愛史劇だけどラブロマンス以外にというかそれ以上に瓔珞を中心に様々な女性の生き様を見せた群青劇だと思っていて。そこから読み取れる生き様に考えさせられるものがあって…


汚い言葉で罵りたくなるくらいのたくさんの悪女や最初と態度を変える女が多すぎたけど、この時代の女性たちは家に縛られて生きているから親との関係や家柄、夫の愛情、子供の有無で周りから価値を決められて。それが彼女たちにとって全てであり、人生が左右されてしまうから嫉妬に狂ったり策略をめぐらしたりするのは仕方がないのかなと感じてしまう。栄華は儚くて寵愛も移りゆく。身分が良くも悪くも変化したり一瞬で悲劇を辿ったり。後宮のパワーバランスもすぐ変わる。死んだ妃がいてもその分だけ入内する妃も多い。そして女性が美しいのは一瞬だけ……薄氷を歩くような、花火のように散ってしまう人生に同情もしてしまうのだ………

瓔珞のそのような女性の生き方を作ったのは男ですや、女性も人なのだというセリフには強いメッセージ性を感じてしまう。
瓔珞はそんな女性像に縛られない、自分を持ち栄華を求めず愛に縋らず強くてしたたかで自分を守ることが出来る知恵深い女性で。地位や権勢よりも人を大事にする。強い者に頼るんじゃない自分が強くなる。泣き寝入りなんかしないと。かっこよすぎた…………………
彼女は粘り強く生きていて、諦めないんだけど、その強さを誤解されるやすく。でも本当は情にあつく、大切に思った人を一生大事にするしその人を傷つける人を許せない。恩を感じた人には一生かけて恩を返す。人に肩入れしすぎて実は人一倍傷ついてるのではないかなとも思うんだよね…その悲しみを復讐で満たしているだけで……そんなふうに生きなければならなかった環境がとてもつらい、、、そんな主人公だから好感を持たずにはいられない。
たけどそんな寵愛を頼りにせず、復讐心と大切な人への敬愛を持っただけの瓔珞が結果栄華を極めるというね…彼女だからこそ幸せをつかみ取れたというか。

 

また皇帝や皇后は隙を見せないために威厳を保つために私的な感情を出すことが許されない、個を出すことが出来ないという面にも悲哀を感じて。
国の主だから愛情は与えられない、涙を流すことは許されないと自戒を与える陛下が寂しいし、政務に追われ何事にも動じない感情を殺さなければならない立場なのも辛い。
感情に流され責任から逃れてはならないby陛下 愛を持ってはならない by陛下 この言葉が物語ってるように、皇帝にとっては私生活など国の前では虚しく消え去る些細なことで。そう思わなければならない立場で。たとえ周りに冷酷だと罵られようとも。
(陛下から見ればそれは狭い世界に囚われた後宮が滑稽なわけですわ。前述の通り彼女たちはその生き方しか出来ないんだけど…)
陛下はこのドラマで一貫して終始そういう皇帝として在らなければならない自分に疑問や悩みを抱えていて……
皇后は荒ぶる後宮を正妻として統括しなければならない責務がありまして。狂った()妃ばかりなのに彼女たちや彼女たちの子供に優しく慈悲深くあらねばならなくて。しきたりに従って皇帝をたてつつましくならなければならず。
皇帝は生まれながらに皇帝だけど、皇后はそうではない。嫁いできて皇后になるからこそ過去の自由に生きれた自分を思い出すことが出来。自分を奪われて生きていると息苦しさを感じてしまう。やりたい放題に仕返しをする瓔珞に過去の自由な自分を重ねてしまう皇后や皇后でありたくなかったとの悲痛な皇后の叫びが辛い。そこが陛下との違いで陛下が理解出来ないところなんだよね。
責任が問われ自由を失った彼ら。ドラマ内で自分は何者なのか?と常に自我が問われた。(ような気がする)自分でありたいと思えば思うほど地位が自分を縛り付ける…………

 

生きるのに必死だからこそ、自分の生命は自分の意志以外の物で左右されるからこそ、激しく短い生命を燃やす後宮の女性たちと、
感情に流されては国が成り立たない、自分の地位の責務を果たさなければならなかった皇帝と皇后、傅恒などの政治力を持った人々
の対比。
これがこのドラマの真髄な気がするのですがどうでしょうか。嫺妃のセリフにもあったけど紫禁城だけでなく、庶民も同じで。家を守るために働き非情でなかればならない家主と家庭を守らなければならない女性。自由とは責任が伴わないことであるとも言われ。確かに完全に自由は許されないけれど…

またさっきの女性の生き方の1つのツールとして子供があるんですが。瓔珞は母をお産で亡くしたので、出産を恐れていて。子供を産まないと価値はないのですか、女性自身に価値はないのですかというセリフに表されるように女は出産しなければならないという呪縛があるけれどその価値観はどうなんだろうかと疑問を投げかけているんです。これに対して瓔珞が自分の人生で出した答えがまた素晴らしいんですけれども。

そういえば1番好きな韓ドラ麗も中国ドラマリメイク(しかも清代後宮だったはず)
清代後宮はかくも激しいのでしょうか………………このような生き様を描くのは華ドラにとっては当たり前なんですか???だとしたらすごすぎるんですけど………………

私は絶対に妃にはなりたくないと思った(大丈夫なることない)

 

 

 

こんなに語ったけど残念な点をあげるなら。(普通にあるけど期待していたよりは)恋愛部分が少なすぎる!あくまで傅恒とのラブロマンスをメインにして欲しかったなーとも思ったり。笑 でもそしたら話が結構変わってきちゃうし群青劇だったから上のように語れたんだし、彼女にとって恋愛が全てじゃないから仕方ないのだけどね。ほかの妃の過去や悪巧みシーンに長尺さくのに意外と傅恒と瓔珞のシーンが少なくて!!1話に1シーンあるかないかぐらいなんだもん。期待していただけに少し残念。もう少し丁寧に惹かれ合い心を許す過程、瓔珞が傅恒を愛すまでの過程、さらには少しのイチャイチャが欲しかったです。その方が引き裂かれた後の悲哀が増すってものです。()宮中の陰謀にもまれすぎて見てるこっちが疲れちゃうから尚更もっと恋愛欲しかったな。後半はもう………終始色んな意味で悶えてましたが。笑 瓔珞と傅恒、瓔珞と陛下のシーンはいつもニヤニヤしながら見ていたので。散々上で人の生がどうこうとか語っていたけれど、傅恒と瓔珞の恋愛になによりものめり込んで胸をときめかせながら見てしまった人です。姉の敵と自分を思い憎んでいる瓔珞を許容しながら好きになってしまう傅恒。憎いはずなのに身分がつりあわないのに惹かれ合うのに許されない関係、切なすぎる。。あまりにも悲しい………………傅恒が自己犠牲の無償の愛を注ぐ人で………😭😭
傅恒と瓔珞についてはまたネタバレありでブログ書きますね(言ったな??)あまりにも尊すぎて………これだけで1個トピック出来ちゃう…傅恒って本当に……………こんな女性の愛し方あるの?😭😭😭ってむねがぐるじい😭😭😭😭

 

しかも傅恒を演じてるシェーカイくん、あまりにも
イケメンすぎる!!!!!!!真剣佑とかチャウヌみたいな一国に1人いるかいないかレベルの傾国イケメン!!!!!!!!!!(落ち着け)

 

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傅恒がいいのは顔だけじゃないけど顔もよすぎる(´;ω;`)

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辮髪に慣れすぎて現代のシューカイ君見るとちゃっら!!の気持ちになってくるイケメンはもはや髪がないほうが顔が映える???!!!チャウヌは今すぐ辮髪しよ

 

後翻訳が悪いのかな?たまにシーンに脈略がないように感じた。ここで転換しちゃうの?とかこのシーンいる?(特に政治絡むシーンとか全然集中できなかった)とか。つまらない回と面白い回と胸が痛い回の落差半端ない。これも脚本が恋愛メインじゃないからかもしれないけど、、、脚本構成は韓ドラの方がやっぱりレベル高い気がした。笑 瓔珞の姉の死も意外にあっさりわかって中盤でその話終わっちゃうのもちょっと残念。←話長いから 伏線なくいきなり衝撃的な事実わかる!というのも結構あって心が休まる暇なくジェットコースターでした。笑 そのおかげで続きが見たくなったけども笑

 

全体的にやられたらやりかえす精神で誰かに頼らず生きる真っ直ぐな主人公瓔珞、武術が強くて賢く優しく品があり高次元(見ればわかる泣)な無償の愛を注ぐ傅恒、偉人なのにお茶目に見えるツンデレ俺様恋愛初心者な陛下、慈愛に満ち他人を思いやる心を持った皇后は愛おしくて感情移入間違いなしです…

 

 

皆様語りたいので瓔珞みてください!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

またしばらく韓ドラの沼に戻るし未だにハンジピョンがなぜ不幸を背負わなければならなかったのか(脚本に納得してないんだよね)問題を考えているけど時間が出来たらほかの華ドラも見ようと強く思いました……

 

 


拙い文章をここまで読んでくれた方いましたらありがとうございました……
華ドラ玄人の方いましたらおすすめのドラマ教えてくださいませ…出来れば史劇で………