瓔珞悪女図鑑と瓔珞から学ぶ男の落とし方

瓔珞悪女まとめ~清代の後宮は怖いよ ~

f:id:Rururur:20210125023750j:plain

妃たち

 

(この項は瓔珞ネタバレがあります!!)

 


この時代の女性たちはそう生きざるを得なかったのかなと思わせるような悲しい境遇と悲しい最期ばかりなんですけども。

 

ただただ悪女たちの功罪です

 

嫻妃 悪女度★★★★★★★★★
煽り奴。外面がいいとはこのこと。腹黒。可哀想だし母親が自分のことを責めながら目の前で自害するような毒親と罪を問われがちな父親で同情の余地ありそうでない。父の死すら悲しまずに利用する…清貧ぶってわざと同情を買うような策士なのが非常にやばい。清廉であれと父に教わったんじゃなかったの…?影薄かったけど自分を評判よく見せる方法を知っている。逆に言うと彼女は体面が全て。彼女は親から満たされなかった承認欲求がすごく高くそれが原動力。観察力もあり執念深い。子供も奪うため金氏妃を首絞めて殺したり、自分の足をわざと痛めつけ陛下に見せつけたり高貴妃を間接的殺したり。地位にのぼると段々自分では手を下さず煽るように。純妃の恋心さえ手玉にとる。皇后の人となりを勘違いし、皇后と純妃の仲もさき、純妃に皇后の子供を殺すよう仕向ける。結果的に皇后が死んだのこの人のせいだよな。そして自分が皇后に。純妃と瓔珞を争わせ純妃を直接殺す。瓔珞さえ寵愛を失うように罠に嵌める…etc妃を消すごとに蝋燭切るの怖すぎ。悪行枚挙に暇がない。こんなに重要な役ならもっと綺麗な女優さんにやってもらいたかったな…最後は袁春望に利用されてるから可哀想だし瓔珞は助けてくれた恩を感じてるけど私は甘いのではないかと思う(笑)

 

純妃 悪女度★★★★★★★
普段は温厚で美しく聡明だが超メンヘラ。当初陛下の夜伽を拒んでばかりの強者。皇后を尊敬しており姉妹のように仲良しだが近くにいる皇后でも腹が読めない何考えてるかわからない曲者后。実は傅恒に近づくため。傅恒のことが好きで普段は落ち着いてるのに傅恒のこととなると取り乱す。勘違い痛メンヘラ女。楡貴人の子供を病気にさせて高貴妃のせいにしたので少しん?と思ったら…美人で気高いあなたが好きだったのに恋愛で鬼のような形相になるの怖すぎ。瓔珞を陥れた、間接的に傅恒と瓔珞の仲を裂いた。し恋敗れたら陛下の良さが今更分かり寵愛を望むように。皇后も見捨てちゃう超薄情者。嫉妬から皇后の息子を殺した。いや皇后とは傅恒と出会う前から友人だろ?と思う。皇后が死んでからが怖い。君は笑顔がかわいいのに…明玉に針を埋め込んでいたのやばすぎ…………瓔珞後宮入りしてからは彼女に敵意丸出し。いつも男が被るね。でも彼女が本当に好きなのは傅恒で………………私は結構好きですこのキャラ 最後には嫻妃に踊らされていたと気づく。

 

爾晴 悪女度★★★★★
サイコパス。誰か暴走とめろすぎ。善悪の区別付いてない私のなにが悪いの?反省出来ない系女子だから1番タチが悪くて嫌い。傅恒が好きで頭おかしくなった。最初は瓔珞に優しかったのに腹の底を隠し、器量があって傅恒にも好かれる瓔珞に嫉妬して化けの皮剥がれてくる。瓔珞を陥れて自分が傅恒と結婚できるようにした。自分を好きじゃないとわかりながら皇后見捨てて結婚したのに皇后に私は愛されてないって愚痴こぼすの何様のつもり?結局自分のことしか考えてない。瓔珞と傅恒の仲が裂かれたのはお前のせいだよお前だけは一生許さん💢💢💢💢💢💢💢 勘違いで殺人未遂までし始めたし、お前が瓔珞と傅恒の仲を裂いたのに逆恨みしてるのとかもはやネタだろ笑えん〜〜〜〜陛下にお手つきさせて妊娠したとかワロタすぎそれを皇后に告白し間接的に皇后をおいつめていた。まじで傅恒と離婚しろ。その他傅恒をいらだたせる行動多々してストレスでしかない。検索すると1番怖いとか、可愛げがないから無理とか散々言われてて笑った。わかる。

 

高貴妃 悪女度★★★★★
最初からThe悪女、メイクがもう悪女。自分の手は汚さないが大抵の悪事はこの人が企んでいる。皇后や瓔珞を貶めようと躍起になってる。こんなに後宮をめちゃくちゃにしてるのに全然お咎めないのやばくないか?劇が得意でほかの妃を風刺したり。だけどこの人はただ劇を愛しかつ陛下からの寵愛を得たかっただけ。高家の駒にすぎない自分が悔しく個を見失ってしまう自分に切なさを感じてしまうし、蘭は韮と違って食べれないとか案外可愛い人なのかもしれない。でもやっぱり猫なで声の話し方がむかつく。陛下に美しい姿を留めさせてから自殺を選んだのは高潔な彼女らしい。最後にはすきになれちゃうキャラ。

 

順嬪 悪女度★★★★
女狐。様々な悪女がいたけど女狐はこの人。女が嫌いなタイプの女で登場から宗教上の理由で好きになれない。表向きは天真爛漫に振舞ってるのに普通に悪女。瓔珞に助けてもらったくせに瓔珞が陛下のこと好きなのわかってるのにそれを陛下には言わず瓔珞をさげ、自分が寵愛を受けるようにしている策士。人間観察にたけ人の心を理解し擦り寄るのが上手い。瓔珞が長年取り込んできた皇太后まで抱き抱えてしまう。瓔珞をすきな傅恒を利用しまくり、明玉殺したから許せないんですが…。瓔珞をおとしいれるが最終的に瓔珞に成敗される。実は生娘じゃなかったという。陛下は彼女を寵愛してるようで瓔珞の気持ちを確かめていたし彼女はそれをわかっていたからこそ不快だった。瓔珞によって成敗された。

 

裕太妃 悪女度★★★★
道徳家、敬虔な仏教徒を気取り表向きは虫すら殺さない穏やかな人だが、何を隠そう瓔珞の姉を殺した人物。問題児息子を自分のせいですと反省してまわっているがその実、息子が大好きで息子のためなら汚い手段を選ばない。瓔珞に間接的に殺される。

 

玲瓏 悪女度★★★★
刺繍の腕がある瓔珞に嫉妬して高い糸を盗んだあげく瓔珞が可愛がっていた吉祥に罪を着させ殺した繍坊女官。しかも吉祥を可愛がるふりをして。最低。中性日和見タイプが1番良くない。変に狡猾。瓔珞と腕を競った際に出来が良い瓔珞の刺繍を自分のと主張。瓔珞によって制裁される。

 

瓔珞 悪女度★★★★
本作ヒロインだが善人ではなかろう。彼女は人を追い詰めるのが得意で復讐心が人一倍ある。対象にされた人は自業自得ながら可哀想とすら思ってしまうくらい。陛下だろうが皇族だろうが容赦はしない。陛下の腹を下させたのは笑った。笑 裕太妃を間接的に殺した。玲瓏、純妃、爾晴、順嬪、和親王を追い詰める。姉想い、皇后をとても慕っており根は悪い子ではない。感情表現が苦手なだけで情に厚い。彼女はほかの妃や人とは違い栄華を求めている訳では無いのに復讐心を抱かなければならなかった環境に泣いてしまう………
後宮入りしてからは陛下を手玉にとりまくりww寵愛独占しまくり(計画済)なのが本当に恐ろしい女です。笑 ほかの妃にとっては寵愛が全てだけど彼女にとっては寵愛は手段なんですよね。でもその後陛下のこと好きになって切ない…

 

太后 悪女度★★★
悪いことはしてないけど嫁いできたばかりの皇后いじめたので。それに陛下の実の母を殺した?かはわからないけど腹に一物あるのは確か。基本的に本作では瓔珞と陛下とは仲良しなのであまり黒い面が見えなかったが後宮争いを制しなお権力を持っているから怒らせたら絶対やばい。

 

玉壺 悪女度★★★
純妃の女官。いつも悪そうな顔する。最終的に罪を白状する

 

琥珀 悪女度★★★
長春宮にいた時の同僚女官でそのころから瓔珞のことを嫌い(明玉や爾晴のかげにかくれてたけど)瓔珞が妃になってから瓔珞に仕えるようになって再会するが主人と敬わず仕事せずで、瓔珞の計によって罰せられる。実は爾晴の秘密を握っていた。

 

金氏 悪女度★★★
高貴妃の犬のフンのようについてまわる所謂小者妃。でも瓔珞を騙したことも1回あるから賢さも微妙にあるかも?貴妃のかわりに槍玉にあがりがち。貴妃に失敗されたら毎回責められるのもこの人。結局息子想いな母なだけだったけど身分が転落し燗妃に殺された。

 

納蘭 悪女度★★★
高貴妃の犬のフンのようについてまわる所謂小者妃part2。長いものに巻かれろ精神。最初は皇后に取り入ろうとした。涙袋のがすごい。陛下に忘れられがち妃。とにかく出会い方もあって最初から瓔珞が嫌い。瓔珞を野良犬呼ばわり。でもどうやったって瓔珞に叶わない。笑 高貴妃が死んでからは嫻妃派に。忘れた頃に瓔珞が落ちぶれてからドラマに再登場してくる。明玉虐めたのはむりだけど根は悪くないはず。もはや可愛く見えてくる不思議。最後まで生き延びてるしね。

 

芝蘭 悪女度★★★
高貴妃の女官。悪事を企む時は常に一緒。何かと瓔珞や皇后たちを貶してくる偉そう。最後まで高貴妃想いではある。

 

錦繍 悪女度★★★
正直玲瓏と見分けがつかないのは私だけ?なにかと瓔珞を貶めたい小物。最初は傅恒が気になり注意された瓔珞に悪意を持ち彼女が妊娠してると讒言。だが実際には瓔珞の策にはまっただけ。頭悪い。再会しても瓔珞を好きな袁春望を好きになってまた嫌な女に。典型的ないじめっ子だが根は腐ってないはず。覗き見が趣味。恋敵オンナってめんどくせー

 

楡貴人 悪女度★★
あまり寵愛を受けておらずおどおどして高貴妃からいじめられ殺されかけた末に瓔珞に助けられ皇子産んでからは出番ないと思いきや高貴妃、皇后亡き後、純妃派になって瓔珞への恩を忘れいじめてやがる………後宮はこの子も変えてしまう…でも女性として母親として自分たちを守る手段として権威ある者に擦り寄るのは仕方なさもあるからあまり憎めないけど子供を利用して瓔珞を罠にかけるのはやっぱりどうなんと思ったらまさかの皇后から受けた恩を忘れず純妃に復讐するためだったとはーー!!!純妃を追い詰めるのに成功。皇后への恩返しをした。最後は瓔珞を信用していたんだなと思う😭

 

方女官 悪女度★★
最初は瓔珞を可愛がっていたのに、瓔珞に叩かれてからは憎むように。彼女が妊娠してると讒言。だが実際には瓔珞の策にはまっただけpart2

 

金氏 part2悪女度★★
同じ役者さんだよね?先の妹。ぶりっこ。なにかと瓔珞につっかかって嫉妬してくるが鍛えらた心のせいでそれほど悪女に見えない。というか印象に残らない。しかもいつの間にか退場してる。可哀想。

 

明玉 悪女度★
当初なにかと瓔珞につっかかり時にはおいそれはやっちゃあかん(納雪追い払ったり)というくらい瓔珞への嫉妬心から色々しでかしたりするが彼女はただのツン9割方のツンデレ。実は瓔珞とハイランチャが好き。かわいい。瓔珞に忠誠心をもってるし、それであんなに仲良く(みえた)爾晴を最終的に殺した。死なないで…😭😭😭😭😭

 

慶貴人 善人度☆☆☆☆
最初は影薄いんだけど、最初からおしとやかでかわいくて要所で瓔珞を庇ってくれて目をつけてました🥰🥰実は正義感強いけど大人しいから強い人に頼るしか無かった。妃まで登り詰める

 

皇后 善人度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
もはや聖母。寛大すぎる。穢れた後宮でここまで気高く美しく慈悲深くいられるの素晴らしすぎる。爾晴すらも許せるし他の悪事を働く妃たちやその子すら慈愛を持っていた。だな皇后になったことでしきたりに囚われ個を失ったと感じている。皇子を失って、私は何も悪事を働いたことはないのになぜこんな目に、私は何者なのか?皇后でありたくない息子のもとに行かせてと泣き叫ぶ姿がとても悲しく…私のなかに残ったのは責任だけと……自由になりたかったのに、、過去の自由な自分に未練がある…悪いことじゃないのにそれが許されないのが悲しい。瓔珞を羨ましく過去の自分に重ねている。自由を愛していたのだ…

 

 

番外編 瓔珞から学ぶ男の落とし方メモ

心遣いは細かに関心を向けるが自分からはいかない
男は焦らして焦らして
贈り物に簡単に満足しない→プレゼントとして使ってしまう!笑
押して引いて心配させる
関心ある素振りを見せない
自分に同情をむけさせておきわざと長い間顔を見せない
策略に気づかせて開き直る!w
拗ねながらスキンシップする
その気にさせておいて逃げようとする

 


一途であることを先に明かしたら負け(最終話の名言)

 

 

 

 

 

はじめて中国ドラマ 瓔珞 を見たら様々な感情でいっぱいになった、、、

どうもはじめまして。るるといいます。韓ドラ歴2年半程、1番好きな韓ドラは麗、星から来たあなたなど、1番好きなキャラクターはスタートアップのハンジピョン(キムソノ)です。そんな私がはじめて華ドラ瓔珞を完走し…今までドラマは感想はTwitterに書いたり自分のメモ書きに留める程度だったのに…Twitterじゃ!文字制限がありすぎ!ツリーしたら100個繋げちゃう!!ということで勢いでブログはじめました。極度のめんどくさがり屋なので見切り発車。続きません。
でも16から20話が基本の韓ドラ(あまり長いドラマ見たことないんです)はTwitterで5個くらいツリーすれば済むかもしれないけど70話はある瓔珞はそうはいかない。以下瓔珞の紹介と私のただ単なTwitterの延長戦の感想のはきだめです、、、

 

とりあえず

瓔珞とはどのようなドラマかというと…ストーリーは以下の通り(雑)

 

清の乾隆(けんりゅう)帝の時代、繍坊の女官として後宮に入った魏瓔珞(ぎえいらく)は、宮中で殺された姉の死の真相を突き止めるため、密かに犯人を捜し始める。そして姉の遺品に皇后の弟・富察傅恒(フチャふこう)の持ち物を見つけると、彼への疑いと復讐の炎を燃やす。そんな中、妃嬪たちの権力争いに首を突っ込んでしまった瓔珞は、類まれな聡明さを認められて皇后・富察(フチャ)氏の侍女として仕えることに。これを機に傅恒に接近する瓔珞だが、彼の清廉さに触れるにつれ、次第に2人は惹かれ合っていく。しかし、予期せず乾隆帝からも寵愛を受け…。愛憎渦巻く宮廷で女官から皇后にまで上り詰めた“女傑”の物語が今、幕を開ける――!(公式サイトより)

 

 

総合再生回数180億回…?!?!? あまりの盛り上がりに中国当局が放送禁止を命じるくらい?!?!中国で使えないグーグルで2018年最も検索されたドラマだとか…とにかくすごいドラマらしい。

 

「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」ドラマ公式サイト (kandera.jp)

 

このドラマはお金をかけて作られた絢爛豪華な宮中、色彩の映像美にジェットコースター級の最後まで目が離せない展開の恋愛史劇だけどラブロマンス以外にというかそれ以上に瓔珞を中心に様々な女性の生き様を見せた群青劇だと思っていて。そこから読み取れる生き様に考えさせられるものがあって…


汚い言葉で罵りたくなるくらいのたくさんの悪女や最初と態度を変える女が多すぎたけど、この時代の女性たちは家に縛られて生きているから親との関係や家柄、夫の愛情、子供の有無で周りから価値を決められて。それが彼女たちにとって全てであり、人生が左右されてしまうから嫉妬に狂ったり策略をめぐらしたりするのは仕方がないのかなと感じてしまう。栄華は儚くて寵愛も移りゆく。身分が良くも悪くも変化したり一瞬で悲劇を辿ったり。後宮のパワーバランスもすぐ変わる。死んだ妃がいてもその分だけ入内する妃も多い。そして女性が美しいのは一瞬だけ……薄氷を歩くような、花火のように散ってしまう人生に同情もしてしまうのだ………

瓔珞のそのような女性の生き方を作ったのは男ですや、女性も人なのだというセリフには強いメッセージ性を感じてしまう。
瓔珞はそんな女性像に縛られない、自分を持ち栄華を求めず愛に縋らず強くてしたたかで自分を守ることが出来る知恵深い女性で。地位や権勢よりも人を大事にする。強い者に頼るんじゃない自分が強くなる。泣き寝入りなんかしないと。かっこよすぎた…………………
彼女は粘り強く生きていて、諦めないんだけど、その強さを誤解されるやすく。でも本当は情にあつく、大切に思った人を一生大事にするしその人を傷つける人を許せない。恩を感じた人には一生かけて恩を返す。人に肩入れしすぎて実は人一倍傷ついてるのではないかなとも思うんだよね…その悲しみを復讐で満たしているだけで……そんなふうに生きなければならなかった環境がとてもつらい、、、そんな主人公だから好感を持たずにはいられない。
たけどそんな寵愛を頼りにせず、復讐心と大切な人への敬愛を持っただけの瓔珞が結果栄華を極めるというね…彼女だからこそ幸せをつかみ取れたというか。

 

また皇帝や皇后は隙を見せないために威厳を保つために私的な感情を出すことが許されない、個を出すことが出来ないという面にも悲哀を感じて。
国の主だから愛情は与えられない、涙を流すことは許されないと自戒を与える陛下が寂しいし、政務に追われ何事にも動じない感情を殺さなければならない立場なのも辛い。
感情に流され責任から逃れてはならないby陛下 愛を持ってはならない by陛下 この言葉が物語ってるように、皇帝にとっては私生活など国の前では虚しく消え去る些細なことで。そう思わなければならない立場で。たとえ周りに冷酷だと罵られようとも。
(陛下から見ればそれは狭い世界に囚われた後宮が滑稽なわけですわ。前述の通り彼女たちはその生き方しか出来ないんだけど…)
陛下はこのドラマで一貫して終始そういう皇帝として在らなければならない自分に疑問や悩みを抱えていて……
皇后は荒ぶる後宮を正妻として統括しなければならない責務がありまして。狂った()妃ばかりなのに彼女たちや彼女たちの子供に優しく慈悲深くあらねばならなくて。しきたりに従って皇帝をたてつつましくならなければならず。
皇帝は生まれながらに皇帝だけど、皇后はそうではない。嫁いできて皇后になるからこそ過去の自由に生きれた自分を思い出すことが出来。自分を奪われて生きていると息苦しさを感じてしまう。やりたい放題に仕返しをする瓔珞に過去の自由な自分を重ねてしまう皇后や皇后でありたくなかったとの悲痛な皇后の叫びが辛い。そこが陛下との違いで陛下が理解出来ないところなんだよね。
責任が問われ自由を失った彼ら。ドラマ内で自分は何者なのか?と常に自我が問われた。(ような気がする)自分でありたいと思えば思うほど地位が自分を縛り付ける…………

 

生きるのに必死だからこそ、自分の生命は自分の意志以外の物で左右されるからこそ、激しく短い生命を燃やす後宮の女性たちと、
感情に流されては国が成り立たない、自分の地位の責務を果たさなければならなかった皇帝と皇后、傅恒などの政治力を持った人々
の対比。
これがこのドラマの真髄な気がするのですがどうでしょうか。嫺妃のセリフにもあったけど紫禁城だけでなく、庶民も同じで。家を守るために働き非情でなかればならない家主と家庭を守らなければならない女性。自由とは責任が伴わないことであるとも言われ。確かに完全に自由は許されないけれど…

またさっきの女性の生き方の1つのツールとして子供があるんですが。瓔珞は母をお産で亡くしたので、出産を恐れていて。子供を産まないと価値はないのですか、女性自身に価値はないのですかというセリフに表されるように女は出産しなければならないという呪縛があるけれどその価値観はどうなんだろうかと疑問を投げかけているんです。これに対して瓔珞が自分の人生で出した答えがまた素晴らしいんですけれども。

そういえば1番好きな韓ドラ麗も中国ドラマリメイク(しかも清代後宮だったはず)
清代後宮はかくも激しいのでしょうか………………このような生き様を描くのは華ドラにとっては当たり前なんですか???だとしたらすごすぎるんですけど………………

私は絶対に妃にはなりたくないと思った(大丈夫なることない)

 

 

 

こんなに語ったけど残念な点をあげるなら。(普通にあるけど期待していたよりは)恋愛部分が少なすぎる!あくまで傅恒とのラブロマンスをメインにして欲しかったなーとも思ったり。笑 でもそしたら話が結構変わってきちゃうし群青劇だったから上のように語れたんだし、彼女にとって恋愛が全てじゃないから仕方ないのだけどね。ほかの妃の過去や悪巧みシーンに長尺さくのに意外と傅恒と瓔珞のシーンが少なくて!!1話に1シーンあるかないかぐらいなんだもん。期待していただけに少し残念。もう少し丁寧に惹かれ合い心を許す過程、瓔珞が傅恒を愛すまでの過程、さらには少しのイチャイチャが欲しかったです。その方が引き裂かれた後の悲哀が増すってものです。()宮中の陰謀にもまれすぎて見てるこっちが疲れちゃうから尚更もっと恋愛欲しかったな。後半はもう………終始色んな意味で悶えてましたが。笑 瓔珞と傅恒、瓔珞と陛下のシーンはいつもニヤニヤしながら見ていたので。散々上で人の生がどうこうとか語っていたけれど、傅恒と瓔珞の恋愛になによりものめり込んで胸をときめかせながら見てしまった人です。姉の敵と自分を思い憎んでいる瓔珞を許容しながら好きになってしまう傅恒。憎いはずなのに身分がつりあわないのに惹かれ合うのに許されない関係、切なすぎる。。あまりにも悲しい………………傅恒が自己犠牲の無償の愛を注ぐ人で………😭😭
傅恒と瓔珞についてはまたネタバレありでブログ書きますね(言ったな??)あまりにも尊すぎて………これだけで1個トピック出来ちゃう…傅恒って本当に……………こんな女性の愛し方あるの?😭😭😭ってむねがぐるじい😭😭😭😭

 

しかも傅恒を演じてるシェーカイくん、あまりにも
イケメンすぎる!!!!!!!真剣佑とかチャウヌみたいな一国に1人いるかいないかレベルの傾国イケメン!!!!!!!!!!(落ち着け)

 

f:id:Rururur:20210120231421j:plain

傅恒がいいのは顔だけじゃないけど顔もよすぎる(´;ω;`)

f:id:Rururur:20210120231541j:plain

辮髪に慣れすぎて現代のシューカイ君見るとちゃっら!!の気持ちになってくるイケメンはもはや髪がないほうが顔が映える???!!!チャウヌは今すぐ辮髪しよ

 

後翻訳が悪いのかな?たまにシーンに脈略がないように感じた。ここで転換しちゃうの?とかこのシーンいる?(特に政治絡むシーンとか全然集中できなかった)とか。つまらない回と面白い回と胸が痛い回の落差半端ない。これも脚本が恋愛メインじゃないからかもしれないけど、、、脚本構成は韓ドラの方がやっぱりレベル高い気がした。笑 瓔珞の姉の死も意外にあっさりわかって中盤でその話終わっちゃうのもちょっと残念。←話長いから 伏線なくいきなり衝撃的な事実わかる!というのも結構あって心が休まる暇なくジェットコースターでした。笑 そのおかげで続きが見たくなったけども笑

 

全体的にやられたらやりかえす精神で誰かに頼らず生きる真っ直ぐな主人公瓔珞、武術が強くて賢く優しく品があり高次元(見ればわかる泣)な無償の愛を注ぐ傅恒、偉人なのにお茶目に見えるツンデレ俺様恋愛初心者な陛下、慈愛に満ち他人を思いやる心を持った皇后は愛おしくて感情移入間違いなしです…

 

 

皆様語りたいので瓔珞みてください!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

またしばらく韓ドラの沼に戻るし未だにハンジピョンがなぜ不幸を背負わなければならなかったのか(脚本に納得してないんだよね)問題を考えているけど時間が出来たらほかの華ドラも見ようと強く思いました……

 

 


拙い文章をここまで読んでくれた方いましたらありがとうございました……
華ドラ玄人の方いましたらおすすめのドラマ教えてくださいませ…出来れば史劇で………